日本の立場 | 海外の立場 | |
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円高 | 100円で1ドルがもらえる →60円出すだけで1ドルがもらえる! ☆海外製品を安く買うことができます | 1ドルで100円がもらえる →1ドルで60円しかもらえなくなった! ☆日本製品が高く感じます |
円安・円高の仕組みは次の通りです。
メリット | デメリット | |
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円安 | 輸出が増え、海外向け商品が売れるようになる 海外からの旅行者が増え、内需が拡大する | 原材料の輸入額が膨らみ、製品価格が上がる 製品価格が上がり、商品が売れづらくなる |
円高 | 輸入品が安く買え、海外旅行も安くなる 海外からの仕入れが安くなり、商品価格が安くなる | 海外向け商品が割高になり売れにくくなる 海外からの旅行者が減り、内需が縮小する |
円安も円高もそれぞれにメリット・デメリットがあります。
ここで言う「悪い円安」は、そのデメリット部分がより大きく影響を与えている状態で、得られるメリットよりもそのデメリットによって企業や個人に大きな負担がかかっていることを表しています。
日銀が為替介入をした模様ですがそれもカンフル剤にならず、相変わらず円安が続いています。
この「悪い円安」が続けば、外資企業を始めとした大きな企業の業績が悪化し、ゆくゆくは商品価格の高騰などで転嫁されることでしょう。
というかすでに「値上げの秋」がきてましたね。
選考委員特別賞 青春って、すごく密なので
これは素敵に上手いワードが特別賞の受賞になりました!
第104回全国高校野球選手権大会(いわゆる甲子園)で東北勢初の優勝を遂げた仙台育英高校の監督さんが言っていた言葉が受賞となりました。
――今年の3年生は入学した時から、新型コロナウイルスの感染に翻弄されてきました。それを乗り越えての優勝。3年生にどんな言葉をかけたいですか。
入学どころか、たぶんおそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。
例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんなときでも、あきらめないで暗い中でも走っていけたので。本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。
引用:朝日新聞デジタル
すごく深い言葉で、今思い出しても涙が出てくる、愛に溢れたコメントです。
正直、これが大賞でもいいくらい、このコロナ禍を過ごしてきた学生たちの思いを代弁した素晴らしい言葉だと思います。
一緒に「密に青春してきた」からこそ出たこの言葉に、監督さんの人柄や姿勢のすべてが現れていると思います。
以上、今年のトップ10の解説でした。
みなさんはどれだけ知っていましたか?
歴代の大賞は?
1989年 新語大賞 セクシャルハラスメント
歴代の大賞の中でまず目を引くのがこの「セクシャルハラスメント」。
1989年に受賞ということで、世間に認知されてからもう33年経っているということです。
しかし、30年経ってもセクハラはなくならず、まだまだセクハラは根深いです。
最近ではアルコールを強要する「アルハラ」、妊婦を差別する「マタハラ」、客が店員に暴言をぶつけるなどする「カスハラ」なんていうのもあります。
※ちなみに1985年には「イッキ!イッキ!」が流行語に選出されるなど、アルハラはこの頃に認知され始めたとも言えます。
なんでもかんでも「〇〇ハラ」と呼ぶのはなんでもかんでも「〇〇離れ」と言っていることくらい嫌いですが、それにしても様々なハラスメントがあります。
いろいろと生きづらい世の中です。
2000年 おっはー
テレビ東京「おはスタ」から誕生したキャラクター「慎吾ママ」の挨拶。
慎吾ママは香取慎吾さんが務めていました。
小中学生はこぞって「おっはー!」と言っていた気がします。
懐かしいですね!
2009年 政権交代
この年の流行語大賞は「政権交代」。
そう、「悪夢の民主党政権」と揶揄された、あの時期です。
東日本大震災のさなかの政権とあって、様々な困難な事態が怒涛の如く訪れました。
そしてそれに対してことごとく悪手を打ち続け、経済面でも外交面でもボロボロ。
選挙公約(マニュフェスト)に書かれたことはほぼ実現されず、「自分達の不勉強だった」とあとになってボソッと呟く始末。
しかし、自民党政権に疲れ新しい政権を欲していた国民からすると、この「政権交代」はワクワクしたものでした。
2019年 ONE TEAM
ラグビーワールドカップがあったこの年の流行語は「ONE TEAM」。
もうそこらじゅうでこの言葉を聞きましたね。
我が社でもワンマンで視野角が1度の女王様上司が「TEAM〇〇(会社名)として、ONE TEAMで頑張りましょう!」と百万回くらい言ってました。
なお、こちらの進言提言は一切聞かず、独断と独善でチームを支配する姿勢は変わらなかったのでした。
その方にとっての「ONE TEAM」は、きっと「ONE’S TEAM」だったのでしょう。
流行語大賞の歴史
1984年から続く年末の風物詩
流行語大賞の正式名称は「ユーキャン新語・流行語大賞」。
1984年に「新語・流行語大賞」として創始されました。
毎年12月1日に発表され、日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」、第一生命の「サラリーマン川柳」、住友生命の「創作四字熟語」、東洋大学の「現代学生百人一首」などと並び、年末の風物詩と言えます。
なお、発表当日が土曜日・日曜日の場合は次の平日に発表となります。
2003年に通信教育大手のユーキャンと提携し、翌2004年より「現代用語の基礎知識選『ユーキャン新語・流行語大賞』」に改称されました。
毎年多くの候補が選ばれ、事前に発表された候補の中からどれが選ばれるのか、その大賞の行方に注目が集まっています。
私くらいの世代では、どれが流行語…というよりは、「へー、今はこんな言葉が流行っているのね」と、ある種の世間勉強のきっかけにもなり、こうして毎年ナウいヤングの仲間入りを果たすのです。
選考に関する課題
選考委員の意見が強い
一般公募で候補を募る方式は他の選考と同様なのだが、最終的に絞り込み選考するのが選考委員なので、大げさに言えば「選考委員に刺さらなければ選ばれない」とも言える。
自分の周りであまり聞かない=流行っていないと判断されれば選ばれないですよね。
でも、いろんな世代とまんべんなく交わり、情報法収集も欠かさない選考委員がどれだけいるのか疑念が残ります。
10月以降の新語・流行語はスルー
最初の審査会が10月に行われノミネート作品が決まる性質上、どうしてもそれ以降の新語・流行語はノミネートされない構図になっています。
かといって翌年の候補に上げられることもなく、完全にスルー状態となります。
サッカーワールドカップ予選でジャイアントキリングを2回も達成した日本の「ドーハの歓喜」はとても大きなできごとですが、取り上げられずに終わることでしょう。
社会的な問題の言葉は除外傾向
基本的にマイナスワードは選ばれにくい傾向にあります。
特に社会を震撼させるような大事件のワード(オウム真理教関連)や一部界隈を揶揄する言葉(ナマポなど)は選ばれていません。
また、政治を揶揄するような言葉も選ばれないことから、良く言えば政治的中立、悪く言えば忖度と取れなくもないです。
お笑いのジンクス
お笑いタレントは、新語・流行語大賞を受賞すると翌年から人気が低迷すると話題です。
たとえばテツandトモ、波田陽区、レイザーラモンHG、エド・はるみ、楽しんご、スギちゃん、日本エレキテル連合、とにかく明るい安村などが当てはまる。
しかし、数年越しに再ブレイクする層もそれなりにいることから、結局はノミネートを着火剤にして這い上がるポテンシャルがあるかどうかが鍵な気がします。
その他、年末といえば
今年の漢字
今年の漢字は、日本漢字能力検定協会が一般公募した「その年を表す漢字」から最も応募数が多かった一字を選び、その年の世相を表す字として公表するイベントです。
1995年からはじまり、原則として毎年12月12日に発表しています。
2021年の漢字は「金」。
東京オリンピックでの金メダルなどの躍進、大谷翔平選手などの活躍による金字塔、新500円硬化の発行など、「金」に纏わる話が多くあった年でした。
今年の漢字は何になるのでしょうか。
サラリーマン川柳
サラリーマン川柳は、第一生命保険が行っている企画コンクールです。
1985年に第一生命の社内報の企画として募集開始され、その後1987年から一般公募が始まり、以降毎年募集・選考が行われています。
その内容は景気や流行語に関するもの、もしくは家庭内のことなど、その年の流行や世相を反映しながら、サラリーマンの悲喜こもごもをユーモラスに詠んだものが多く、見ているだけでクスッとするようなものがたくさんあります。
例えば2021年の大賞は、
「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」
コロナ禍を上手く表した秀逸な句ですね!
一般に「サラ川」と略されるサラリーマン川柳ですが、2023年の発表分から名称を「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」に変更されることが発表されました。
働き方の多様化に加え、老若男女を問わずに幅広い人から募集したいとの第一生命の意向だそうです。
略称の「サラ川」を残したままのこの名称変更、こちらもまたうまく考えられた一手です。
創作四字熟語
創作四字熟語は、住友生命保険がその年の世相を反映した四字熟語を募集し、それを発表するイベントです。
正直、この件を調べるまではこの「創作四字熟語」の存在を知りませんでした。
みなさんはご存知でしたか?
例年9月下旬〜11月上旬にかけて郵便や同社Webサイトで応募を受け付けているそうです。
近年は毎回10,000作を超える作品が寄せられているようなので、実は人気のイベント。
2021年の大賞は「七菌八起(ななころなやおき)」で、リバウンドがあってもコロナに負けずに起き上がろうとの作者の願いが込められているそうです。
うーん、上手い。
現代学生百人一首
正直、コレにいたっては本当に「風物詩のひとつなの?!」という感じでした。
大賞を決める他のものと違い、入選作品と学校特別賞を発表するもので、入選作品は小学生の部もあわせると110!
昨年の応募総数はおよそ80,000首と、かなりの盛り上がりをみせています。
東洋大学現代学生百人一首は1987年に東洋大学が始めたイベントで、今年で35年目。
歴史の長いイベントなので、80,000首というのも納得です。
えりんごの流行語大賞は
大賞 パルシステム「ミールキット」
もう本当に、私の大賞はこれに尽きます。
我が家が使っているのは「3日分の時短ごはんセット」。
「3日分~」の良さは、何と言っても食品ロスがない!!(そこ?)
メリット・デメリットをザッとあげるとこんな感じです
メリット | デメリット |
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平日5日のうち3日は献立を考えなくていい。 | 残り2日(と休日分)のための買い物が難しい。 |
食品ロスがない | 必要最低限しかないからいざという時の食材がない。 |
ほとんどの食材は〇〇するだけなので調理が楽。 | 仕込みの仕方とか忘れそう(私だけ)。 |
自分では考えつかないメニューに挑戦できる。 | レシピを見ながらやるので再現性は高くない。 |
不要な買い物が減らせる。 | けっこう割高。 |
私が作るとこんな感じです。
本当に30分くらいで作れて食品ロスもなく、献立を考える必要なくある程度の栄養のバランスが担保されます。
息子の分と合わせて1食1500円、割高です。
でも私からすると、フルタイムで働いて帰ってからご飯を作らねばならず、買い物して、献立考えて、そういえばあの野菜使わなきゃ、色味が茶色だ…あー息子が牛乳こぼしてる!みたいなことを毎日やらなくていいのが本当にストレスフル。
それを考えればまさに「Time is Money」。
これで心身ともに健やかに過ごせているので、この程度の出費はかすり傷です!(ただし出血量はすごい模様)
次点 〇〇ペイ
私が済んでいる場所ではご当地ペイがあります。
今年は期間限定でそれが行われ、参加表明をした店舗で買い物をすると10%のポイントバックがありました。
もうそのご当地ペイに参加している店舗を必死に探し、参加しているコンビニがあればそこしか使わず…という生活を4ヶ月位やっていたので、大賞とまでは行きませんが次点としました。
ポイ活勢としてはマストでしたので…。
トータル20,000ポイントがついたので、200,000円使ったことになりますね。夫婦合わせると400,000円!
けっしてお金を持っているわけではないんです。
ただただ、そこでしか買い物をしなかっただけなんです笑
選考委員特別賞 神社が呼んでる
夫に1つ選んでもらったら、「神社が呼んでいる」だそうです…。
何でも、毎週末「神社が呼んでいる」と言っていた時期があったそうで、記憶に残っているとか。
・私達夫婦の最初のデートは神社でした。
・付き合う前に行ったはじめての旅行は京都でした。
・息子の名前は、はじめてデートで行った神社の「安産杉」様からいただきました。
私達の道の上にはいつでも神様、仏様がいらっしゃいます。
結局全然行けていないので、せめて年内には氏神様のところにご挨拶に行こうと思います。
というわけで、流行語大賞の話からだいぶそれた内容とはなりましたが、みなさんの知識欲を満たすことができたでしょうか。
少なくとも私はこの記事を作って打った9時間でバリバリに満たされました笑
そして、この記事もいよいよ10,000字!
これだけ多くの文字を打ったのは大学の卒論ぶりです笑
少しでもこの記事が皆さんの生活のお役に立てますように…。
この記事のまとめ
この記事のまとめ!
今年の大賞は「村神様」
流行語大賞は約40年続く年末の風物詩
えりんごの大賞は「ミールキット」
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
えりんごでした♪
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