この記事のまとめ!
① 異世界転生に食傷気味な人へオススメの作品
② 全体的な「端折り感」で私の評価は★3.0
③ 気楽に見られるけど深みはない(ごめんなさい)
みなさんおはこんばんにちは!
アニメ大好き!フルタイムワーママのえりんごです♪
私は毎日アニメを2話見ることを日課にし、年間で40作品程度のアニメを観ています。
私がアニメを見ているのはAmazonの「Prime Video」!
この生活が始まったきっかけは、体調を崩して数日休んでいるときのこと。
寝ているだけでやることもないしアニメでも見てみるかと思って見た作品が最高に面白く、それ以来3年以上この生活を続けています。
その時見た作品は「転生したらスライムだった件」。
あれは名作です。
異世界転生系がブレイクするきっかけといっても過言ではない作品で、ストーリーも去ることながら、美しい作画と豪華な声優陣、物語をさらに盛り上げる主題歌と、何をとっても素晴らしい。
主題歌の中で特に好きなのは、「ころあず」こと声優の田所あずささんの歌う「リトルソルジャー」。
ハマりまくってYouTubeで何回PVを観たか分かりません。
ちなみに田所あずささんといえば、バンドリ(BanG Dream!)の瀬田薫!
リンク貼った動画の「儚い…」は100万回聞きました。
3期はよ。
そんな私がさっき見終わった作品が、「勇者、辞めます」。
この記事ではアニメ「勇者、辞めます」の個人レビューをします!
忖度なく思いのままを書きますので、ご気分を悪くされたら申し訳ありません。
名前:えりんご 生息地:日本の真ん中 家族構成:夫、息子、私
アラフォーで1児のママ。大学で教員免許を取得するも、卒業後に専門学校に通いエッセンシャルワーカーに。ポイ活歴10年、クレカ保持枚数10枚以上。学生時代に打ち込んだスポーツの経験を元に栄養やトレーニングについても勉強し、日々の子育てで実践中。
アニメ「勇者、辞めます」の感想!(ネタバレ薄)
あらすじ
役目を終えた最強勇者、その最後のひと仕事。魔王軍立て直しファンタジー!
勇者に敗れ、再起を図る魔王軍の前に現れたのは、かつての勇者レオだった。
剣術、魔術、古今東西あらゆる技術に精通し、たった一人で魔王軍を倒した最強の勇者。
だが彼は強すぎるために人間の国から追放され、魔王軍へとやってきたのだった。
正体を隠して魔王軍に入ったレオは、人手不足や台所事情、ボロボロの魔王城さえも、身につけたスキルと経験であっという間に立て直していく。
またたく間に新たな幹部にまで上り詰めるレオだが、彼の狙いは魔王軍再生だけではなく、世界全体の“立て直し”にあるようで――? 役目を終えた引退勇者の最後のひと仕事、ここに開幕。
https://fantasiabunko.jp/special/202202yamemasu/
著者はクオンタムさん。
2017年にWEB小説投稿サイト『カクヨム』で、「第2回カクヨムweb小説コンテスト異世界ファンタジー部門」で大賞を取り、作家としてデビューされました。
ちなみに以下では「なろう小説からアニメ化された作品」について触れていますが、今回の「勇者、辞めます」は“なろう発”の小説・漫画・アニメではありません。 一部では「小説家になろう」から削除されたとの憶測も飛んでいますが、そもそも“なろう”で書いていないので“なろう”に存在しないということです。 |
2022年11月9日現在、「勇者、やめます~次の職場は魔王城~」(小説)が1から3まで刊行されています。
アニメ化されたのはそのうち「勇者、やめます~次の職場は魔王城~」で、1巻目の内容です。
漫画の内容的には1巻1話~4巻16話途中くらいまでのお話です。
現在漫画は7巻(2022年10月7日発売)まで刊行されているので、先の展開が知りたい人はそちらを買うと良いと思います。
1~6巻セットのリンクを貼っておきます。(楽天だけ最新7巻までのセットです)
小説版も漫画版も読んでいませんが、アニメ化に際して結構話を端折ったのかなという印象。
詳しくは後述。
異世界転生に食傷気味なあなたへ
スタートからかなり掴まれたのは、「勇者が魔王のもとに就活に行く」という状況。
「仲間にしろ」ではなく、「働かせてくれ、俺は優秀だから役に立つぞ」といった感じで。
おいおい、お前には勇者としてのプライドはないのか?
お前は人間側の人間ではないのか?
とか、とりあえず冒頭だけで頭の中がハテナとワクワクだらけ。
ここ数年はとにかく異世界転生系だらけ。
先程挙げた「転スラ」もそうですし、
・「盾の勇者」
・「本好きの下剋上」
・「100俺」
・「Re:ゼロ」…
枚挙にいとまがないほどの作品数で、今挙げた作品はみな最高に優秀な作品ですが、全てがそうじゃない。
いわゆる「なろう小説」からアニメ化される作品が一気に増え、少しでも商機があるならドンドンいったれ!みたいな勢いを感じます(褒めてない)
新しい異世界系のアニメはほとんどが転生ものといってもいいくらいなので、きっと異世界転生に食傷気味なアニメファンの人は多いと思います、私とか。
ちなみに今は評価の高かった「TARI TARI」を見始めました。
JKのほのぼの系はいいですよねえ…。
~後日追記~
観終わったのでレビューを置いておきます!ぜひご覧ください!
最後はウルッとしなくもないけど…
展開としては、各話がきちんと起承転結を意識されているのでとても見やすいです。
またシーズンを通しての大きな起承転結もしっかりと構成されており、飽きが来ません。
早く次の話が見たいなあと待ち望む感じです。
後半になるにしたがって少しずつ主人公・レオの過去や素性が明かされてきたあたりから展開が加速します。
11話・12話はまさにクライマックスで、1話の分かりやすい伏線も2回目の回収をします。
最後はウルッとしなくもないんですが、後半の加速と11話あたりから見えてくる「こういう結末だろうな」に着地するので、「あー…ね」というのが感想です。
とてももったいない終わり方と感じました。
ただこれはシリーズ構成のせいという感じはしません。
ここから下はほんの少しのネタバレが含まれます。
見たくない人は目次に戻って下に飛んでください。
サラッと見るにはいいけどやや薄い
ストーリーは平坦で伏線もほぼない
「このシーンは絶対に見逃せない」「このセリフを聞き逃したら楽しさ半減」
みたいな部分がほとんどないです。
伏線のように置かれている部分はたいてい伏線と分かりますし、回収方法もなんとなく予想ができます。
そういった意味では、あまり気負わずサラッと見ることができます。
主人公が元勇者なだけあって強いので、そういった爽快感はある程度(ほんと少し)ありますし、勇者はなぜか組織のマネージメントにも長けているので(と言っても提案される改善策はこどもだまし程度)、魔王軍がどのように変わっていくのかを見ていく楽しさもあります。
でも、サラッと見られるぶん重さや複雑さはありませんし、やっぱりいやや薄いアニメと感じてしまいます。
キャラもお約束のメンバーと言った感じ
主要キャラは主人公と魔王+四天王です。
まあこの構成はいいのですが、四天王のキャラ設定が〇〇レンジャー的なお約束立ち位置で、安定感はあるけど斬新さに欠けます。
魔将軍シュティーナは魔王軍の最高軍師で、種族はサキュバス。サキュバスらしい妖艶で露出の多い体つき、偉そうなサキュバスでありながら恥ずかしがり屋で、「自分ががんばればいい」とがんばりすぎちゃうお人好し(おサキュバスよし?)。おっぱい担当。
獣将軍リリは獣人で、小柄で天真爛漫な直情的なショートカット女子。主人公にメロメロ。ケモミミ&ロリ担当。
無影将軍メルネスは陰キャでコミュ症のアサシン。直感に優れ、メイド服を着せれば美少女。腐女子担当。
竜将軍エドヴァルト。脳筋な良い人。脳筋担当。
個々では少し個性もありますが、集まれば既視感のある「ドタバタ劇」。
目新しさは少ないです。
シュティーナとリリの男性視聴者を意識した演出は好きになれません(他の作品でも同じように嫌悪感がありますが、この作品はそれと比べたらかなり少ない方です)。
設定は面白い、2クール欲しかった
ストーリーや設定はとてもおもしろいです。
よくありそうな感じではありますが、元勇者が魔王軍を立て直すのは今まで見たことがない展開でした。
一方で、主人公の話を進めながら主人公と四天王との関係づくり、魔王との関係づくり、終末に向けての流れ作りと、12話に納めるにはとても無理のあるボリューム。
なので、11話・12話になるといまいち気持ちが盛り上がっていかない感じがします。
いや君たち、そんな感情になるほどの関わりはここまでなかったぞ?!
勇者がすごい功績残したみたいに盛って涙ながらに話しているけど、それもたいしたことないぞ?!(アニメの中で描かれたことを言い並べただけ)。
アニメ化されるほどの作品がこんなに薄い作りなわけがないよな、と思うので、「きっとアニメ化にあたり結構な文量が削られたんだろうなあ」と思いました。
ここから下はかなり内容に言及する内容が含まれます。
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アニメ「勇者辞めます」の感想!(ネタバレ濃)
勇者だから強いんだけどさ
勇者だから強いのは設定としては理解できるんですが、仲間が邪魔だから1人で魔王まで全部倒したっていうのはさすがに強すぎる。
まあその悲哀は終盤で回収されるわけですが。
あと、レオの特徴である「超成長」はチート。
絶対勝てない。
そういう設定ではあるので間違いはないのですが、むしろ3000年戦ってきているのだから小指で魔王を消し炭にできてもおかしくない性能。
最終的に魔王の対勇者専用の魔法で無力化して…魔法の名前はレオで…。
性能がチートすぎて最後がほんとご都合というか、雑な感じが否めませんでした。
やっぱり12話で完結させようと思うとかなり忙しいですよね。
お色気要素に関しては
こういったアニメにしてはビックリするくらい少なくてよかったです!
序盤の「書類とシュティーナの胸を覗いていた」という描写以外、それらしいものがなかった気がします。
無駄に谷間や揺れを強調したり、リリがあらわな生足をこすりつけて無意識に挑発したり…みたいなオキマリがなかったのは高評価です。
男性としてはそういうのを待っているのかもしれませんが、そういうシーンがどのアニメにもマストのように入っているので「オタクはキモい」みたいな評価をされてしまうのだと思います。
ラスト3話の展開が
もうほんと、ラスト3話の残念感に尽きます。
ラストに重さがほしいのに、そこまでのエピソードがサラーっとしているので深みがなく、言葉のやりとりも悪い意味で軽妙。
24話かけて丁寧に関係性を紡いでいったら、確実に泣いていたと思います。
しかし実際は、どこかで白々しく感じてしまって、こみ上げてきた感動はすぐに帰っていきました。
この記事のまとめ
この記事のまとめ!
① 異世界転生に食傷気味な人へオススメの作品
② 全体的な「端折り感」で私の評価は★3.0
③ 気楽に見られるけど深みはない(ごめんなさい)
原作はまだまだ先まであるので、単純に今のペースなら3期まで制作できそうです。
しかし、1期自体がとてもキレイに終わったので、このまま完でもいい気がします。
設定が良いだけに、けっこうモヤっとする作品でした。
アニメを見たい人は動画配信サービスでどうぞ!
またDVD/Blu-rayボックス(上巻・下巻)も発売中です!
もしくはAmazon「Prime Video」で!!
今日も記事を読んでいただきありがとうございました!
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以上、ワーママえりんごでした♪